研究課題/領域番号 |
23K12658
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
|
研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
嘉陽 彩乃 (大石彩乃) お茶の水女子大学, 基幹研究院, リサーチフェロー (80972471)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | ソーシャルワーカー / 早期離職 / バーンアウト / 感情制御 / ワーク・エンゲージメント |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、若手ソーシャルワーカーを対象に、離職に至る要因・予防策を解明するためにおこなう。 超高齢社会の日本において、社会福祉支援を必要とする者の割合は年々増加傾向にある。社会福祉支援の担い手であるソーシャルワーカーの重要性は今後ますます増していくだろう。若手のうちにソーシャルワーカーの離職を予防し、仕事へのやりがいを高めることは、社会福祉に広く貢献できると考えられる。
|
研究実績の概要 |
本研究は、若手ソーシャルワーカーを対象に、離職に至る要因・予防策を解明するためにおこなう。 超高齢社会の日本において、社会福祉支援を必要とする者の割合は年々増加傾向にある。社会福祉支援の担い手であるソーシャルワーカーの重要性は今後ますます増していくだろう。若手のうちにソーシャルワーカーの離職を予防し、仕事へのやりがいを高めることは、社会福祉に広く貢献できると考えられる。 今年度は、ソーシャルワーカーのバーンアウト予防プログラムの効果検証に関する学会発表をおこない、さまざまな分野で働くソーシャルワーカーや関連する職種の方と意見交換ができた。一方で、ソーシャルワーカーといっても領域ごとに抱える問題の質がまったく異なる点について指摘を受け、離職率そのものに影響を与える要因を把握することは予算内では困難なのではないかという当初の研究計画では想定していなかった問題点が明らかになった。 また、今年度は、調査のためのアプリ開発および研究対象者の募集をおこなうことを目標としていた。しかし、円安の影響で物価高騰や海外における学会発表に伴う費用の高騰が予見されることから、エビデンスが十分に蓄積されていない状況で独自のアプリを開発することは優先順位が低い事項であり、かつ別の方法で代替が可能であると判断した。そのため、本研究ではアプリ開発に向けた知見の蓄積をおこなうが、研究予算内でアプリ開発はおこなわないこととした。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初予定していた,研究対象者の抽出がおこなえなかったため。
|
今後の研究の推進方策 |
筆記開示法を用いた2つの介入群の検証を通じ,感情制御プログラムの効果を検証する。これにより,感情制御プログラムが若手ソーシャルワーカーにとって有益であるのか,その内容はどのようなものが望ましいのか検証をおこなう。
|