研究課題/領域番号 |
23K12659
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
尹 一喜 金沢大学, GS教育系, 助教 (70802172)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 介護終了者 / 就労支援 / 生涯現役社会 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は介護終了者と就労支援というキーワードを結びつけて考察する初めての研究である。 研究の目的は、介護終了者の就労を保障するために必要な支援策を提案することである。介護終了者の就労支援のために、介護者が介護終了後の就労についてどのようなニーズを持っているのか、介護終了者がどのような場でどのような就労をしているのか、その実態を混合研究法を用いて明らかにする。 また「就労=企業での雇用」という枠組みを取り払い市民活動も含めて様々な形で介護終了者が労働市場に参加できるような仕組みを提案する。高年齢者の多い介護終了者に焦点を当てることで労働力人口減少への対処や介護予防の観点からも学術的独自性がある。
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研究実績の概要 |
1年目の研究内容は、社会復帰に関する介護者のニーズを把握することであり、介護者(現役介護者・介護終了者)が介護終了後にどのような形で、就労を望んでいるのかを明らかにすることを目的としていた。郵送によるアンケート調査を行うため、関連機関と研究協力も得られており、研究着手に向けての協力体制は得られていた。しかし、調査実施を目前にして、申請者の急な入院により、調査実施には至らなかった。 現在、研究の中断届を提出しており、当初の計画より1年半ほど後ろ倒しになるが、復職後、引き続き研究を進めていきたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
私的な理由であるが、2023年7月から入院・2024年1月に出産をしており、調査・研究を予定通り進めることができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2023年11月29日から2025年4月6日まで育児休業制度を利用するため、科学研究費助成事業は、当初の計画より1年半ほど後ろ倒しになる。 1年目に、社会復帰に関する介護者のニーズを把握するためアンケート調査を予定していたが、関連機関と調整中に入院をすることになり、研究・調査の遂行ができなかった。そのため、予定していたアンケート調査を2年目の前半に行い、その結果を踏まえ後半にインタビュー調査を行うことにする。 最終年度となる3年目には、2年間の研究成果を総合的に分析し、介護終了者の就労を保障するために必要な支援策を提案する。研究成果は次の通り発信していく。社会福祉学会での報告のみならず、『介護福祉学』『認知症ケア学会』など全国規模の学会誌への投稿、Aging & Societyが刊行する英文ジャーナルへの投稿を行う。
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