研究課題/領域番号 |
23K12696
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 名古屋学芸大学 |
研究代表者 |
松下 英二 名古屋学芸大学, 管理栄養学部, 講師 (00643165)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 食事調査 / 高齢者 / 推定式 / ミクロデータ / 国民健康・栄養調査 |
研究開始時の研究の概要 |
高齢者を対象とした「低コスト・低負担・非記憶依存・高精度」といった食事調査法を開発することを目的とする。また、エネルギー摂取量や栄養素摂取量は年齢や体格、生活習慣、運動習慣、血液検査値、服薬状況、疾病との相関がみられる。これを利用し、国民健康・栄養調査のミクロデータにある食事以外から栄養素摂取量を推定する推定式を開発する。本研究により「MEMOを取るように気軽で正確に」をコンセプトに、低コスト・低負担で栄養素摂取量を把握し、高齢者の栄養と疾病の関連の更なる明確化に貢献する。
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研究実績の概要 |
高齢者を対象とした「低コスト・低負担・非記憶依存・高精度」といった食事調査法を開発することが本研究の目的である。最終的には年齢や体格、問診結果からエネルギー摂取量や栄養素摂取量の推定式を開発することにある。推定式の開発には国民健康・栄養調査のミクロデータ(≒集計前の生データ)を活用するとともに、実際の地域在住高齢者から得られたデータを基に推定式の開発の準備や精度向上を目指す。
本年度は、推定式開発のためのパラメータやサンプルサイズの予測のために、2024年2月に地域在住高齢者233名に身体計測や認知機能、各種問診による調査を実施した(身体測定は138名)。現在データの入力・整理を行っており、今後解析を実施する予定である。
地域高齢者を対象とした調査と並行し、過去の国民健康・栄養調査の調査項目、調査対象者の属性を整理した。その結果、平成29年国民健康・栄養調査の結果を推定式開発に採用する予定である。理由として、十分なサンプルが確保できること、コロナ禍の影響がないこと、簡易的な食物頻度調査を行っていることがある。今後、実際にミクロデータの利用の申請を行っていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究はおおむね順調に進展しているが、地域在住高齢者の調査数が予定していた400名に届かなかったため、次年度もサンプル確保を行うことで対応していく予定である。
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今後の研究の推進方策 |
実際に推定式開発のための国民健康・栄養調査のミクロデータの利用申請のために、具体的なデータの利用計画と申請書の作成、またそれにあわせて倫理申請を行う。倫理申請は名古屋学芸大学研究倫理委員会に申請予定である。年内を目標に推定式のプロトタイプを作成し、2025年2月に予定する調査において推定式の精度を確認・調整していく予定である。
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