研究課題
若手研究
コロナ禍によるライフスタイルの変化は加工食品の利用頻度をより増大させているが、これらの食品には多くの無機リンが含まれている。リンの過剰摂取は様々な疾患を引き起こす危険因子となる動脈硬化進行のリスクを増大させ健康長寿を脅かす。それ故、リンの過剰摂取を回避すべく、成人期において無機リン摂取量を意識した食生活づくりが、その後のライフステージにおける疾患発症の予防を目指す上で重要である。本研究では、成人期の無機リン摂取量の実情を明らかにし、リンに対する意識向上を推進する食支援方法を提案することを目的とする。本研究成果は、成人期の一人ひとりが日常的にリンの過剰摂取を予防できる食環境を整備する土台となる。