研究課題
若手研究
産休・育休から復職する教員は,教育への責任感をもつ一方で,職場や家庭の理解,サポートを十分に受けることができず,多くの不安を抱えながら児童の指導にあたっていることが指摘されている。しかし,小学校教員の産休・育休からの復職前後の心理状態や支援ニーズ,復職者に対する支援プログラムとその効果を検討した研究は希少である。そこで本研究では,産休・育休からの復職前後の小学校女性教員を対象とした不安尺度を開発して調査分析を行うとともに,縦断的・横断的インタビュー調査を行うことで,教員が見通しをもって復職し,スムーズに職場適応をするために必要な支援の視点と方法を明らかにすることを目的とする。