研究課題/領域番号 |
23K12746
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
水津 幸恵 三重大学, 教育学部, 講師 (30837331)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 保育 / 詩境 / 詩的 / 記述 / 実践知 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、保育実践の地域社会への説明および共有やその実践知の確かな向上が求められ、科学的根拠を示す客観的で分析的な実践の可視化や文章化が進められる傾向にある。これに対して本研究では、保育の場を「詩境」として見るという発想から、客観的な記述とは異なる新たな記述の可能性を探る。そして、子どもと共に在るなかでの保育者の情感を源としてことばを生み出そうとするという意味で「詩的」な記述によって、実践知の共有と深化を可能にする記述と語り合いの新たな方法を創出することを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究では、保育の場を「詩境」として見るという発想から、客観的な記述とは異なる新たな記述の可能性を探るため、子どもと共に在るなかでの保育者の情感を源としてことばを生み出そうとするという意味で「詩的」な記述によって、実践知の共有と深化を可能にする記述と語り合いの新たな方法を創出することを目的とする。 以上の目的を達成するため、(1)倉橋惣三の保育思想における詩的な記述の学術的意味の検討と(2)教育実践における「詩境」の実践的意味の検討を行った。(1)については、倉橋惣三の詩的な記述における身体感覚的な言葉が読み手にもたらす影響に着目し、考察を行った。この成果は保育学会における自主シンポジウムにて発表した。(2)については、学校は「詩境」でなければならないことを教育理念としてきた伊那市立伊那小学校についての文献研究および学校の参観、管理職および管理職経験者への聞き取り調査を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
(1)については定期的な研究会とその成果の学会発表を行うことができたが、論文の作成には至らなかった。(2)については、参観とインタビュー調査を行い、データを収集することができたが、考察に着手できていない。
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今後の研究の推進方策 |
(1)については引き続いて学会発表を行うとともにそれらをまとめた論文の作成を行っていく。(2)については調査結果を整理し、考察を行っていく。
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