研究課題
若手研究
近年、保育実践の地域社会への説明および共有やその実践知の確かな向上が求められ、科学的根拠を示す客観的で分析的な実践の可視化や文章化が進められる傾向にある。これに対して本研究では、保育の場を「詩境」として見るという発想から、客観的な記述とは異なる新たな記述の可能性を探る。そして、子どもと共に在るなかでの保育者の情感を源としてことばを生み出そうとするという意味で「詩的」な記述によって、実践知の共有と深化を可能にする記述と語り合いの新たな方法を創出することを目的とする。