研究課題/領域番号 |
23K12749
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
高橋 恵里 福島県立医科大学, 保健科学部, 助教 (00538176)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 発達障害児 / 関節過可動性 / 運動発達 / 姿勢 / 立位アライメント / 発達障害 / Joint Hypermobility / 障害予防 |
研究開始時の研究の概要 |
発達障害児の身体機能障害の一つとして関節過可動性(Joint Hypermobility)が報告されている。関節過可動性とは、各関節の可動域が正常よりも広く関節の不安定性を伴う状態である。関節過可動性は、協調運動獲得や姿勢保持に影響し関節変形や疼痛と関係するが、運動発達との関係および成長に伴う変化は十分に検討されていない。 本研究では、幼児期の発達障害児における関節過可動性と運動発達の関係および関節過可動性の成長に伴う変化を明らかにし、関節過可動性を適正化する運動プログラムを開発する。 開発した運動プログラムは発達障害児の身体機能障害軽減に加えて将来の障害予防を目指すものである。
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研究実績の概要 |
本研究は、幼児期の発達障害児における関節過可動性と運動発達の関係および関節過可動性の成長に伴う変化を明らかにし、関節過可動性を適正化する運動プログラムを開発することを目的としている。 本研究では、国際基準に適合する評価およびプログラム開発を行うため、国際的に用いられている関節過可動性の評価尺度であるBeighton Hypermobility Score (BS) を用いることとた。しかし、BSの作成者からの翻訳許可取得に難渋したため、同様に関節過可動性の評価に用いられているHospital Del Mar Criteriaを検討したが、こちらも作成者への連絡に難渋した。そこで、下肢の関節過可動性に着目した Lower Limb Assessment Score (LLAS) を用いることとし、作成者から許可を得た。LLASを日本語に翻訳し、定型発達幼児および定型発達学齢児を対象として、妥当性の検証作業を行っている。 今後は、発達障害児において、関節過可動性と姿勢や運動発達および運動能力は関係することが予想される。LLASの標準化作業後には、運動発達、下肢アライメント(膝関節・足関節のアライメント評価)を行い、LLASとの関係を明らかにする研究を継続する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究では、国際基準に適合する評価およびプログラム開発を行うため、国際的に用いられている関節過可動性の評価尺度であるBeighton Hypermobility Score (BS) を用いることとたが、BSの作成者からの翻訳許可取得に難渋した。 BS以外に全身の関節過可動性を評価できる尺度としてHospital Del Mar Criteriaを検討したが、こちらも作成者への連絡に難渋した。 令和5年の計画である評価尺度の標準化作業と定型発達幼児・児童を対象とした横断調査が終了していないため、「遅れている」と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
発達障害児において、関節過可動性と運動発達、下肢アライメント(膝関節・足関節のアライメント評価)の関係を明らかにする。また、成長に伴う関節過可動性の変化について調査する。
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