研究課題/領域番号 |
23K12766
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
村田 晋太朗 三重大学, 教育学部, 准教授 (60880713)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2026年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 家庭科教育 / 家族関係 / 学習プログラム / 系統性 / 対人スキル |
研究開始時の研究の概要 |
児童・生徒を取り巻く社会において,近年家族の多様化が進んでいる.学校の教育課程では,家庭科において家族関係を学習する題材が設定されているが,現行学習指導要領では多様性にはあまり触れられていない点,小中高の家庭科での学習において系統性は取れていない点が指摘される.また,対人関係に関する基礎的なスキル育成を目標とした実践が多く,児童・生徒の予測の難しい将来に生きる汎用的なスキル育成にはつなげることができていないと言える.そこで,本研究の目的は,国内外の先行事例の分析を通じて明らかとなった現状や課題を踏まえた上で,未来志向型の家族関係に関する学習プログラムを開発することを目的とする.
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,国内外の先行事例の分析を通じて明らかとなった現状や課題を踏まえた上で,家庭科教員と協働的に次の3点を踏まえた学習プログラムを開発することを目的とする。①小中高の発達段階に応じた系統的プログラム,②多様な家族関係を題材にしたプログラム,③将来に生きて働く対人スキル育成を目指すプログラム。 今年度は、国内外における小学校・高等学校の実践事例を収集する。また、開発者やそのプログラムを広く波及することを目的としたNPOなどのスタッフへのインタビュー調査を実施し、プログラムの設計のコンセプトやどのように現場の家庭科教員へ周知・波及していくか、その方策について情報収集を行なった。 加えて、目的の②に関する実践案を作成し、生徒の学習の成果を収集した。今後は、それらの結果を分析し、学会発表するとともに、投稿論文として公表を目指す。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画していたプログラム収集について一定の成果が終えられたため。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、IFHE(International Federation for Home Economics)において、目的の②に関する実践の効果検証に関する報告を行うとともに、論文化を目指す。 また、目的の①小中高の発達段階に応じた系統的プログラムの作成に向けて、収集した事例を参考に,小・中・高校向けのプログラムの試作を行う。具体的には,友人関係,パートナーシップ,同僚関係,地域の人との関係などの多様性と発達段階について,研究協力者の実践知を参考にして,協働的に開発を行う。
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