研究課題/領域番号 |
23K12787
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 広島国際大学 |
研究代表者 |
足立 達也 広島国際大学, 健康スポーツ学部, 講師 (10882186)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 体育授業 / 陸上競技 / 短距離走 / 加速局面 / スレッド牽引走 / 前傾姿勢 / 陸上競技短距離走 / 教材 / 学習指導要領 |
研究開始時の研究の概要 |
短距離走の記録を決めるうえで、加速局面は重要な局面である。この局面特有の動作には前傾姿勢があり、競技現場のみならず学校現場でも注目されている。 競技現場において、深い前傾姿勢を引き出し疾走能力を改善する方法として、スレッド牽引走の練習が利用されている。しかし、学校現場ではスレッド牽引走の有用性は明らかでない。 本研究では、短距離走の学習における教材としてのスレッド牽引走の有用性を検証し、学校体育に提案することを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、短距離走の学習における教材としてのスレッド牽引走の有用性を検証し、学校体育に提案することである。 2023年度は、中学生における従来の体育授業による練習において、前傾姿勢の保持技能や記録が向上しているかを検証し実態を解明することを研究課題として設定した。 測定は、単元のはじめとおわりの各1時間を利用した。本研究の対象者は男子中学生とし、対象者の疾走距離については、文部科学省(2018)の中学校学習指導要領解説や中学生を対象とした池田ほかの報告(2013)を参考に50mとした。0m―50m全体と加速局面として0m―20m区間を測定した。0m―50mの疾走タイムは、側方約25m地点からハイスピードカメラを用いてパンニング撮影をすることで測定した。加速局面の疾走動作については、ハイスピードカメラを用いて撮影した。現在、ビデオ動作解析装置により分析している。 現状の実績として、授業開始時と授業終了時の測定を完了しているが、数値的な分析は完遂できていない。2024年度の研究課題では、2023年度のデータを基にスレッド牽引走の授業内容の調整をおこなうため、データ分析を速やかに終了させる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度に計画していた授業開始時の測定(プレテスト)と授業終了時の測定(ポストテスト)の実験実施は完了している。ただし、授業実施の時期が予定よりも遅れたため、取得したデータの分析にまでには至っていない。データ分析を速やかに終了させる。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度に実施した具体的な測定方法を用いて、短距離走の学習におけるスレッド牽引走の有用性を検討する。単元の指導計画、スレッド牽引走の導入方法については、授業実施をする中学校教員と打ち合わせをして綿密に進めていく予定である。
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