研究課題/領域番号 |
23K12793
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
新見 有紀子 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 講師 (90747396)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2029-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 国際共修活動 / 教育効果 / グローバル・コンピテンス / 大学の国際化 / 大学生 / ICT / 国際共修 / 教育の国際化 / 内なる国際化 / 海外留学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、国際共修活動の教育効果と、効果の高い活動の特性を、グローバル・コンピテンスとの関連から明らかにし、ニューノーマル時代の人材育成に貢献することである。本研究ではまず、国内の国際共修活動の最新動向と好事例を把握し、学生・卒業生調査の対象機関を特定する。次に、大学での国際共修活動経験とグローバル・コンピテンスとの関連性を、国際共修経験者、渡航留学経験者、非経験者の比較の観点から、量的・質的調査を通じて分析する。そして、国際共修活動の教育効果と、効果の高い活動の特性を明らかにし、政策提言を行う。これらにより、国際共修活動の国内での定着を図り、人材育成に貢献する。
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研究実績の概要 |
グローバル・コンピテンスの育成手法の一つである国際共修活動は、国内では、限られた先進機関での実践と事例研究が中心で、効果検証や質保証が進む欧米に遅れをとっている。本研究の目的は、国際共修活動の教育効果と、効果の高い活動の特性を、グローバル・コンピテンスとの関連から明らかにし、ニューノーマル時代の人材育成に貢献することである。 1年目は、今後の調査対象機関の特定に向け、国内の国際共修活動の最新動向と好事例の把握に着手した。特に、SGUやCOIL型教育の展開をテーマとした大学の世界展開力強化事業の採択大学を中心に、大学HPや発行資料を精査し、実践状況の把握を進めている。加えて、今後の調査で用いる手法のうち、特に高等教育分野を対象とした質的研究手法についての海外文献の精査も行っている。そこで得られた知見を参考にしながら、今後の実際の分析にも役立てていく。研究実施のタイミングでは、対面での国際教育交流や国際共修活動の再開に伴い、オンラインでの国際教育、国際共修活動は縮小傾向にある。これを踏まえて、今後実施するアンケートやインタビュー調査の対象についても、コロナ後の現実の動向に即して見直していくことも検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度の途中から産休・育休を取得したため、進捗状況はやや遅れている。日本学術振興会から、産休・育休の取得に伴う補助事業期間の延長が認められており、今後は当初計画を1年ずつ後ろ倒しで実施していく予定である。
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今後の研究の推進方策 |
今後は引き続き、国内の国際共修活動の最新動向と好事例を把握を進め、学生・卒業生調査の対象機関を検討していく。最新の動向を踏まえて、さらに今後は、大学での国際共修活動経験とグローバル・コンピテンスとの関連性を、量的・質的調査によって明らかにしていく予定である。今後の研究で用いる質的研究については、大学生を対象とした質的研究手法に関する米国の参考文献を引き続き精査して、研究に活用していく。
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