研究課題/領域番号 |
23K12813
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
田中 美歩 東京学芸大学, 教育学部, 特任講師(Ⅰ種) (40788155)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 知的障害 / メンタルヘルス / 援助希求 / 特別支援教育 / 援助希求スキル |
研究開始時の研究の概要 |
近年、子どものメンタルヘルスへの予防的介入として自ら援助希求スキルが注目されているものの、知的障害児では実態把握が進んでおらず、実践が難しい。本研究では、知的障害児の養育者や教員を対象とした半構造化個人インタビュー調査および質問紙調査により、質的・量的混合研究を実施する。これにより、養育者・教員から見た知的障害児のメンタルヘルス課題を明らかにするとともに、特別支援教育における“知的障害児の援助希求スキル”獲得を目指した支援・指導法のモデルを構築する。
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研究実績の概要 |
知的障害のある子どもは自身の気持ちを言葉で表現することの難しさからメンタルヘルス上の困難を抱える傾向にあることが知られており、特別支援教育において予防的な対策を講じることは重要な課題の一つであると言える。 特別支援教育現場においてストレスマネジメント教育の実践はあるものの、具体的な予防的支援・指導法について明らかになっていない現状がある。 本研究では、特別支援教育における予防的介入としての知的障害児の援助希求スキル獲得を目指す支援・指導法のモデルを構築することを目的としている。 初年度は、メンタルヘルス課題に関する文献調査を実施し教育における指導支援法について検討を行った。また、知的障害のある子どもの保護者を対象にインタビュー調査を実施した。現在、インタビュー調査の継続およびデータ解析を進めているところである。本調査の結果については、令和6年度の日本特殊教育学会第62回大会にて発表予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
初年度は養育者の方へのインタビュー調査を実施したが、研究協力者が当初計画の人数を満たしておらず、データの収集を継続する必要があったため上記のように評価した。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度はインタビュー調査の解析を進めるとともに、養育者への質問紙調査を実施する予定であり調査項目の選定を進めている。また、特別支援学校教員を対象としたインタビュー調査を実施する予定である。
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