研究課題
若手研究
従来、科学の内容を正しく理解することが市民に必要な科学的リテラシーであると考えられていたのに対して、第2世代の科学的リテラシーでは、科学の性質の理解や科学に対する態度など、幅広い内容が求められるようになっている。しかしながら、内容の拡大に伴う回答負担の増加と測定精度の低下の問題から、それらの測定法は確立されていない。このような問題に対して、近年の教育測定分野の成果であるコンピュータを活用したテスト技術を応用することで、回答負担を軽減しながら高い精度の測定を実現することが期待できる。そこで本研究では、第2世代の科学的リテラシーを測定するコンピュータ適応型テスト(CAT)の開発に取り組む。