研究課題
若手研究
本研究計画では,父親に与える育児参加経験の影響として,情緒応答性に焦点をあて,経験による変化を明らかにする。情緒応答性の測定については,日本版IFEEL Picturesを用いる。男性の育児参加の評価・測定について共通の方法がまだ存在しないため(加藤他, 2022),情緒応答性を高める育児参加内容については,研究1で探索的に検討していく。研究1で明らかとなった情緒応答性を高める育児参加内容を実証するため,研究2において父親の情緒応答性の縦断的比較を計画する。社会構造や政治・行政とは異なり,父親心理の視点から,自発的な育児参加が父親自身に与える影響を明らかにすることを本計画の目標とする。