研究課題
若手研究
本研究課題における研究目的は、「多様な観点から得られてきた現在までのTrudinger-Moser不等式に関連する結果に関して、そのメカニズムを明らかにし、非コンパクト性についての統一的な見解を導き出すこと」である。この目的のために、幾つかの観点から研究を行う。先行研究で得られてきた様々な結果が独立している現状で、非コンパクト性に関するメカニズムを明らかにし、統一的な見解を導き出すことで、先行研究同士の関係性やその本質を明らかにできると考えている。また、統一的な見解を導き出すことによって、未解決問題の本質が明らかになると考え、解決の糸口の一つになると考えている。