研究課題
若手研究
本研究は反応拡散モデルにおいて、拡散方程式の厳密解を捉え、その性質を明らかにすることを目的とする。有限要素法によって求めた近似解に対して、誤差上限を与え、真解がその範囲内に存在することを証明する。拡散係数が不連続な場合に着目し不均質な媒質中での解析にも対応する。これにより、気体と固体が共存する領域に現れる拡散係数の最小値と最大値の比が大きい場合においてもその厳密解を捉えることが可能になる。