研究課題
若手研究
原始惑星系円盤内のダスト進化、中心星の光度・X線&UV強度変化、宇宙線電離、光蒸発の影響等も順次考慮に入れ、原始星段階から円盤散逸までの物理構造と化学構造の進化を同時に扱うモデルを構築し、スノーライン位置や分子組成分布の進化を探る。並行して分子輝線の放射輸送計算を行い、スノーライン等の同定に有効な輝線の特徴を調べ、ALMA等への観測提案と観測を進める。系外惑星の大気化学構造と惑星形成環境の関係を探るべく、系外ガス惑星大気の化学構造計算を行い、円盤化学構造分布との比較を行う。応募者の研究により最新の原始星天体・円盤・系外惑星大気の観測に裏付けされた現実的な惑星系形成理論の構築が期待される。