研究課題
若手研究
地球環境を調べるうえで、水温の復元は極めて重要であり、これまで複数のプロキシを用いた評価が行われてきた。近年、炭酸塩の凝集同位体比(13C18O16Oの存在度の割合)が水温と相関することが示され、新たな水温の指標として注目されているが、従来の分析手法である質量分析法は同じ質量の同位体を区別できないため分析精度や効率の改善には原理的な限界が存在する。そこで、本課題では中赤外レーザー分光装置(TILDAS)に着目をし、新たな凝集同位体比の分析手法の開発を目指す。