研究課題
若手研究
本研究は、3~8億年前の火成岩・深成岩および堆積岩試料の残留磁化を高解像度で評価し、地球内核形成時期の推定に役立てる基礎研究を行うことを目的とする。最近の研究では4~5.7億年前に地球内核が形成され始めたとされており、これは地球磁場研究によるものである 。地球内核形成時期を正確に推定することは、地球史、特に地球環境史にとって極めて重要である。地球内核形成時期を地球磁場研究から推定するためには、その地球磁場記録が正確なものであるかを評価することが重要である。本研究では、モンゴルZavkhanテレーンに分布する3~8億年前の火成岩・深成岩及び堆積岩から、残留磁化を抽出し獲得機構とその時期を評価する