研究課題
若手研究
クリーンエネルギーとして期待される水素の運搬・貯蔵方法としては,高密度な液体水素が有望である.液体水素は密度の面で有利であるが,-253℃で沸騰する極低温流体であることから取り扱いが難しく,特に飽和状態における簡便な流量計測方法が確立していない.本研究では,沸騰状態を含む極低温流体を簡便・堅牢・かつ高精度流量計測を実現するべく,単相流では確立された絞り流量計と,申請者が開発したボイド率計測技術を複合させることで理論に基づいた新たな流量計測法を開発するとともにその適用可能性を探る.