研究課題
若手研究
電力系統の安定度解析は、電力の安定供給を保つために必要な技術であるが、再生可能エネルギーの導入により、より詳細な電力系統モデルが必要となり、計算量が増加している。この問題に対し、機械学習の応用が提案されているが、学習データに依存し、保守的な電力系統運用において十分な信頼が得られていない。そこで、物理的な動特性を機械学習に融合した安定度解析手法を開発し、高速化と学習データへの依存度軽減を目指す。電気的な整合性を持った求解が可能になることから、異なる電力系統の解析にも利用できる汎用性が期待される。