研究課題
若手研究
動物は,不確実かつ複雑に変化する自然環境を自在に移動することができる.この環境適応的なナビゲーション能力は,目的とする方向に自らの身体を動かして進むことができるか否かという状況判断能力の発現により実現される.本研究では,視覚に依存せず,頭部の触角の能動的なセンシングと身体運動の連動により空間を探索するムカデに着目することで,運動制御を土台とした状況判断能力の実装様式を明らかにする.本目的達成のため,行動観察実験・数理モデリング・ロボット実装実験により構成論的に解き明かすアプローチを展開する.