研究課題
若手研究
本研究では、南九州に広く分布する「シラス」と海水を建設材料へ効果的に活用するための研究開発に取り組むことで、地域の活性化および将来の水不足への対策に貢献する技術開発を行う。具体的には、シラスを用いた海水練りコンクリートの特性把握および耐久性の定量評価によりシラスと海水を用いた環境低負荷型建設材料の開発を目指すものである。本研究で得られる成果として、シラスを用いた構造物の初期強度向上および耐久性の増加が可能となり、構造物の長寿命化および離島地域における淡水の確保が期待できる。また、シラスと海水を用いた建設材料の反応機構が明らかになることで、他の火砕流堆積物にも応用可能となる技術基盤となる。