研究課題
若手研究
近年,温暖化に伴う異常気象により集中豪雨が多発している。また,それにより山岳部斜面の安定性が失われ,落石や土石流等の自然災害が頻発するとともに,衝撃的な外力を受ける社会基盤施設の安全性が問題視されている。本研究では,高強度で軽量かつ人力施行が可能なFRP接着補強に着目し,本手法を用いて補強したRC構造部材の耐衝撃挙動の解明および終局限界状態を考慮した耐衝撃設計法の検討を行うことで,人命や交通網を守る落石防護インフラ施設の安全性向上を目指す。ここでは,RC部材の引張面にFRP材を接着し,その耐衝撃性能および合理的な耐衝撃設計式を衝撃荷重載荷実験ならびに3次元弾塑性衝撃応答解析から詳細に検討する。