研究課題
若手研究
1960年代以降、液状化が地盤災害として認識され、多くの研究が実施されてきた。特に、土粒子構造を反映するせん断波速度や微小せん断剛性率と液状化強度の相関が議論されてきたた一方で、そのメカニズムは明らかになっていない。本研究では、独自開発・改良された室内土質試験と粒子単体でモデル化可能な個別要素法を組み合わせ、土粒子構造が液状化強度に与える影響とそのメカニズムを定量的に調査する。この研究は、土粒子構造と液状化特性の関係に統合的な裏付けを提供し、微小せん断剛性率による高度で合理的な原位置液状化強度の予測に対して理論的枠組みを与えることを目標とする。