スマホ雨量計の開発 -世界降水観測網の実現へ向けて-

• 研究課題/領域番号: 23K13407
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分22040:水工学関連
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 金子 凌 東京大学, 生産技術研究所, 特別研究員 (20973374)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円); 2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2023年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
• キーワード: 降水観測 / 機械学習 / 防減災 / 水循環 / スマートフォン

研究開始時の研究の概要

地球全体の水循環の把握、防災情報の迅速な提供のため、降水観測は重要である。そこで、本研究の目的は、スマートフォン（スマホ）を用いた降水観測手法の開発とする。
新興国では降水観測網が未発達であり、時間的・空間的に密度の高い観測が行えていない。 また、先進国では更に高密度かつ高精度な観測の要求がある。一方、これらの降水観測には専門性が必要であり、観測機器確保の他に人材の確保などの問題も存在する。
本研究で開発する手法は、スマホで撮影した降水の動画を分析し、深層学習モデルに学習させることによって降水量の推定を行う。観測方法は、降水時に動画を撮影するのみで、一般の人でも観測が可能である。