研究課題
若手研究
本研究は、既に高解像度で整備された日本全国の全河川を網羅する広域150m角高解像度流出氾濫モデルをベースに、水需要・取水配水・水使用の各モデルの詳細なデータベース構築とカップリングを行い、既に物理的に表現可能な洪水被害に加えて、渇水被害を地先スケールの同一解像度で統合的に再現するモデルの開発を目指す。また、長期的な観測雨量を用いて高水から低水までを含めた水動態再現性の評価を行うとともに、d4PDF等の気候アンサンブルデータを活用し、従来の治水便益評価に加えて利水インフラ整備による利水便益を評価し、浸水害・渇水害を統合した水害リスク評価と整備戦略の検討を実施する。