研究課題/領域番号 |
23K13422
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分22050:土木計画学および交通工学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
壇辻 貴生 金沢大学, 地球社会基盤学系, 研究協力員 (00869688)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | マルチモーダル都市交通システム / 交通需要マネジメント / Flexible route transit / 専用レーン / 流入制御 / 道路ネットワークデザイン / シェアドモビリティ / 公共交通 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,複数交通手段が混在するマルチモーダル都市交通システムの道路ネットワークデザイン検討に資する枠組み開発を目的とする. まず, シェアドモビリティ等新たなモビリティと既存交通システムの統合方法に関する理論構築を行う.次に,統合された交通システムの効率的な運用のための道路ネットワークデザイン手法を開発する.
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研究実績の概要 |
本研究の目的はマルチモーダル都市交通システムの道路ネットワークデザイン検討に資する枠組みの開発である.初年度は当初の予定通り,公共交通と一般車の相互依存関係の数理特性解明と交通需要マネジメント実施時の通勤者の交通行動変化の数理分析を行った.まず,シェアドモビリティの様なルートが柔軟なバスと一般車が混在する交通システムを対象に交通手段・出発時刻選択モデルを構築した.その際,マルチモーダル都市交通システムの超混雑現象をBimodal Macroscopic Fundamental Diagramによって記述し旅行時間に反映し,公共交通の車内混雑を通勤費用として考慮したモデル構築に成功した.そして,渋滞解消のための流入制御と道路ネットワーク上への公共交通優先レーン配置を実施した際の交通行動変化と交通流ダイナミクスへの影響を分析した.分析の結果,交通需要マネジメント(流入制御および優先レーン)を実施しない利用者均衡状態では,(I)通勤ラッシュ時には超混雑が発生し,(II)通勤ラッシュピーク時における公共交通の利用は限定的で,希望到着時刻付近では利用されない性質があることを明らかにした.次に,流入制御と公共交通への優先レーン配置の交通需要マネジメント施策を実施した場合の均衡状態を分析し,(I)流入制御によって超混雑が解消されること,(II)優先レーン配置にも関わらず,公共交通の利用が促進されないケースが存在すること,などを明らかにし,公共交通利用促進可能な条件を数理的に整理した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り,新たな交通手段である柔軟なルートを持つ公共交通と既存交通の統合手法に関する数理モデルを開発した.また,交通需要マネジメントの実施が必ずしも公共交通利用促進につながらない可能性を示唆するなど興味深い結果も得られた.
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今後の研究の推進方策 |
当初の研究計画に沿って研究を進めていく.
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