研究課題
若手研究
近年増加している低軌道小型衛星の処分時における軌道や,大気吸い込み式電気推進機の作動条件を探る上で,高度数百kmの超低軌道において衛星が受ける環境を知ることが重要である.しかしながら現状この環境を地上で長時間模擬する風洞は存在しない.そこで,本研究では新たに提案する風洞を設計、製作し、超低軌道環境模擬を試みる.提案する風洞では高周波を用いて発生させたプラズマを、向きが異なる磁石を組み合わせて作成した三次元磁場配位を持つ放電室中に生成し,これを磁気ノズルで加速し,テストセクションへと導く.また、完成した風洞の性能評価を行う。