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循環可能製品のアーキテクチャ&サプライチェーン設計とマネジメント支援システム

研究課題

研究課題/領域番号 23K13515
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分25010:社会システム工学関連
研究機関富山県立大学

研究代表者

山田 周歩  富山県立大学, 工学部, 講師 (10845580)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード製品アーキテクチャ / サプライチェーン / 物流 / 設計支援システム / システム記述 / 設計支援 / ライフサイクルアセスメント
研究開始時の研究の概要

循環型社会への移行や、感染症騒動により、循環型製品実現の必要性や、サプライチェーンマネジメント(SCM)の重要性が強く認識され、不確実性への検討、対応が不十分であることが浮き彫りとなった。本研究課題は、循環型製品の製品アーキテクチャに関する情報とサプライチェーンに関する情報の影響関係を明らかにした上で、サプライチェーンを考慮した製品設計を実現するための評価モデルの作成と、設計手法の体系化を行う。さらに設計を効率的に行うための支援システムを開発する。この理論とシステムを活用することで、循環型製品の構造と展開計画を導き、それらが持つ利益とリスクの双方を示すことで、計画の意思決定を支援する。

研究実績の概要

国際的な課題である循環型社会への移行や,近年の新型コロナ騒動により,循環型製品の実現の必要性や,サプライチェーンマネジメント(SCM)の重要性が強く認識されたと同時に,不確実性への検討,対応が不十分であることが浮き彫りとなった.本研究課題は,循環型製品の製品アーキテクチャに関する情報とサプライチェーンに関する情報の影響関係を明らかにした上で,サプライチェーンを考慮した製品設計を実現するための評価モデルの作成と,設計手法の体系化を行う.さらに設計を効率的に行うための支援システムを開発することで,循環型製品の構造と展開計画を導出し,それらが持つベネフィットとリスクの双方を提示し,利用者の意思決定を支援することが,本研究の主たる目的である.
本研究の検討事項は,①サプライチェーン,製品アーキテクチャの設計において,意思決定に必要な情報は何か,②その情報を導くために必要な評価モデルが検討するべき情報は何か,③どのような結果を示すことで,設計者の意思決定の支援が可能となるのかである.
2023年度では,上記の各項目に関して,下記の通りの検討,評価モデルの提案を行なった.①では,IDEF0の記述ルールに従ったサプライチェーンのモデル化を行い,自動車リサイクルプロセスの記述を行なった.その結果,本プロジェクトに関わるステークホルダ全員が共通の認識を形成することが容易となり,SCMの現場で課題となっている共通認識の形成に対して一定の効果があることを確認した.②では,Design for Logisticsの文脈で国内の物流改善の調査,分析を行い,SCMの高度化において,全体を統括する仕組みが不十分であることを明らかにした.③では,現在開発中のシステムにおいて,環境性,経済性に加えて,納期遵守に関する視点の評価を加え,2軸で見せることで,アークテクチャとサプライチェーンの特徴の提示を実現した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究の検討事項は「研究実績の概要」で示した①から③であるが,この全ての項目に関して検討,分析を進めることができており,①に関しては国内学会での発表及び国内誌へのジャーナル投稿,③に関しては,海外誌へのジャーナル投稿を実現できたため.

今後の研究の推進方策

2023年度では,サプライチェーンの記述や,国内の物流改善の調査,分析,プロトタイプシステムの開発における製品アーキテクチャとサプライチェーンの提示に関して行なった.2024年度では,これらの項目の精緻化を実現するために,静脈産業のサプライチェーン記述事例の追加を行う.トラックのリサイクル事業者と連携して,トラックのリサイクル産業のモデルを扱う予定である.これにより,記述法の改善するべき事項の検討を行う.また,国内外に視野を広げたDesign for Logisticsの実例の調査と分析を行うことで,SCMの評価において不足する視点の洗い出しを行う.さらに,サプライチェーンの実務者において国際標準であるSCOR Digital Standardsに則った評価方法を検討し,評価モデル,システムへの実装を行う予定である.また,2023年度に調査した,自動車リサイクルプロセスの分析結果,Design for Logisticsに関する調査分析の結果の学会発表を行う予定である.

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 自動車リビルト部品の利用による環境負荷削減効果の評価(ACコンプレッサ,スタータ,オルタネータの事例)2023

    • 著者名/発表者名
      山田 周歩, 堀内 郁矢, 井上 全人, 藤田 光伸, 早川 明宏, 森 孝男
    • 学会等名
      日本機械学会  第33回 設計工学・システム部門講演会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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