研究課題
若手研究
自然生態系を活用したサステナブルな津波減災設備として,森林を活用しようという機運が世界全体で高まっている.枝や根など,複雑な抵抗特性をもたらすと考えられる樹木の「かたち」は,従来の数値シミュレーションで過度に簡素化・低次元化される傾向にあった.本研究では,樹木の「かたち」がもたらす津波減災効果を明らかにする,3D-2Dマルチスケール評価手法を提案する.具体的には,(i)樹木の「かたち」を効率的に3次元モデル化する技術と(ii)樹木の「かたち」がもたらす抵抗力を3次元数値流体解析から評価し,2次元広域シミュレーションに合理的に反映させる技術の2点を新たに創生・融合する.