研究課題
若手研究
近年、リサイクル性と成形性に優れ、溶着接合が可能な熱可塑性複合材料(FRTP)が注目されている。熱可塑性樹脂は一般的に、化学的に安定性であるがゆえに難接着性であり、FRTP/金属の組み合わせで溶着する場合に界面接合強度が低いことが問題となる。本研究では、高強度なFRTP/金属界面の形成を実現することを目的として、①真空紫外光の照射実験と表面の分析、②FRTP/金属間の接合メカニズムの解明、③製作した異種材料間溶着継手の接合強度評価を行う。真空紫外光の照射実験表面の分析、接着継手の力学的・材料科学的な評価解析を実施することで、接着強さに及ぼす表面改質効果の予測モデルを構築する。