人工フェリ/反強磁性メタ表面によるテラヘルツ光の非相反伝搬

• 研究課題/領域番号: 23K13621
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分28020:ナノ構造物理関連
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 児玉 俊之 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 特任助教 (70967570)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: メタ表面 / 磁気カイラル効果 / 人工フェリ磁性 / 反強磁性 / テラヘルツ光

研究開始時の研究の概要

本研究では、天然の物質では達成困難な磁気カイラル効果や電気磁気効果による室温かつ低磁場で偏光に依存しない非相反伝搬現象を、２次元人工構造（メタ表面）を用いて実現させる。さらにメタ表面の材料と構造の設計に工夫を施すことで、これらの効果をテラヘルツ光にて発現させる。本研究は、透過方向の切り替えが可能で室温駆動する、これまでにないアクティブなテラヘルツ光アイソレータとしての応用に繋がり、非相反伝搬テラヘルツ素子に新たな視点をもたらす。