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直近10年間の西之島の噴火史に基づく魚類の歯の元素吸着・置換プロセスの解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K13701
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分31020:地球資源工学およびエネルギー学関連
研究機関高知大学

研究代表者

田中 えりか  高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 助教 (00972366)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード西之島 / 化学層序 / 火山砕屑物 / 魚類の歯
研究開始時の研究の概要

本研究では,(1) 直近10年間で活発な火山活動が確認されている西之島周辺海域から採取された海底堆積物 (火山砕屑物) について,その化学組成を元に堆積時期を特定する.また,(2) そこからピックアップした魚類の歯について局所分析を実施することで,数年単位での魚類の歯による海水/間隙水からのレアアース元素およびSrの吸着・置換プロセスを明らかにする.

研究実績の概要

本研究では,(1) 直近10年間で活発な火山活動が確認されている西之島周辺海域から採取された海底堆積物 (火山砕屑物) について,その化学組成を元に堆積時期とその変化を特定する.また,(2) そこからピックアップした魚類の歯について局所分析を実施することで,数年単位での魚類の歯による海水/間隙水からのレアアース元素およびSrの吸着・置換プロセスを明らかにすることを目的としている.
2023年度は,全岩化学組成に基づく火山砕屑物の堆積時期の特定を目標とした.2023年度の前半においては,KR20-E06航海において,西之島周辺海域4地点から採取された堆積物コアの観察とサンプルのふるい分け・粉末化作業を行った.その後,2023年度後半にかけて,3地点のサンプルについて,化学組成分析用のガラスビード作成とXRF分析を行った.また,1地点のサンプルについて,ICP-MS分析に向けた酸処理を行った.加えて,3地点のXRF分析と文献値の比較により,堆積時期の絞り込みを行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2023年度は,当初の予定通り,化学分析に向けたサンプル準備と一部サンプルについての化学組成分析を実施することができた.よって,おおむね順調に進展していると考えられる.

今後の研究の推進方策

2024年度は,残りの堆積物コアのXRF分析・ICP-MS分析を進め,火山砕屑物の堆積時期の特定を終了する予定である.また,2024年度中に魚類の歯の局所分析に着手する予定だが,対象海域で得られた魚類の歯サンプルはとても脆いため,準備・分析については,細心の注意を払って行っていきたい.

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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