研究課題
若手研究
超微小細菌「TM7候補門細菌」は、異種細菌に寄生して生存することが明らかにされつつある。TM7に関する研究は、口腔を対象に盛んに進められてきた。一方で、腸内においては、メタゲノム解析によりその存在が示唆されているものの、TM7が腸内でどのような細菌種に寄生しているのか、またその結果、TM7が腸内微生物生態さらにはヒトの健康にどのような影響を与えるかについては未だ多くが謎に包まれている。本研究では、腸内TM7は、どのような腸内細菌に寄生するのか、また、腸管内のどこに生息するのかを明らかにする。さらに、腸内TM7の寄生様式を詳細に解き明かすことで、TM7の腸内微生物生態系における役割の実態に迫る。