研究課題
若手研究
発達障害発症報告数は10年で約4倍に急増し,増加要因はいまだ解明されていない。共働き世帯の増加で乳幼児期からレトルト食品の消費量が増加しているものの,滅菌のための高温加圧加熱処理により引き起こされる食品成分変化の検討は不十分である。これまでに高温加圧加熱処理を施した分離大豆タンパク質の幼少マウスへの長期投与が成長後の社会認知に異常を来すことを見出している。本研究では,独自の食品中成分の分析技術を用いて生体行動に影響をもたらす可能性のある高温加圧加熱処理後の分離大豆タンパク質中新規生成物の検出を目的とする。