研究課題
若手研究
血管内腔の糖衣分解は、マクロファージの浸潤を亢進し炎症を増大させる。糖衣損傷は炎症増悪に密接に関与するが、糖衣分解酵素であるヘパラナーゼ1 (HPSE1)とヒアルロニダーゼ1(HYAL1)の有効な活性阻害剤が存在しないことが、糖衣を保護のする上での障壁となっている。本研究では、抗酸化ビタミン類類を用いて脳梗塞急性期におけるHPSE1およびHYAL1遺伝子の発現抑制機構を調べ、より有効な治療標的を探索すると同時に脳梗塞を標的として脳血管関門破綻前の脳血管糖衣保護によるマクロファージの浸潤阻害が脳梗塞急性期の炎症抑制に効果的か検証する。