研究課題
若手研究
コメ(イネ胚乳)にはデンプンと共にグルテリン、グロブリン、プロラミン等のタンパク質が蓄積されている。コメタンパク質の改良は、新機能性を付与したコメの開発に欠かせない育種的課題である。本研究では、貯蔵タンパク質、グルテリン前駆体の小胞体から貯蔵型液胞への細胞内輸送に関わる因子を同定し、同因子の細胞内作用部位及びその機能について明らかにする。更に、グルテリンに関する突然変異体米を用いて、製パン性に優れ、且つコレステロールや血糖値の上昇抑制、便通改善等の機能性食品米として育種的利用につなげる。