研究課題
若手研究
栽培ギクは日本の切り花生産の1/3を占める、花き産業において最も重要な花きであるが、高次倍数性・自家不和合性が障害となり、重要形質の遺伝解析を遂行することが困難である。我々は栽培ギクによく似たキクタニギクの自家和合性変異体から純系系統を作成した。本研究では、この自家和合性を利用して単離した単因子潜性の白花粉(white pollen 1)突然変異体の原因遺伝子の単離を通して、キク属におけるポジショナルクローニング手法を確立するとともに、その機能解析を行う。さらにゲノム編集により同質六倍体である栽培ギクにおいてその形質を再現し、白花粉という新しい形質を栽培ギクに導入することを目指す。