研究課題
若手研究
竹で作った炭は竹炭と呼ばれ、都市型グリーンインフラの土壌に配合することで、水と肥料を利用する効率を改善し、雨水貯留やヒートアイランド現象緩和、水質改善、炭素固定といった生態系サービスを向上させることができる。しかし、竹炭の配合条件(配合量、粒径分布、配合対象)により、水と肥料の利用効率は大きく変化するため、最適な配合条件と、その際の効果(生態系サービス供給量)を特定する必要がある。本研究は、都市型グリーンインフラ事業で改良対象となる代表的な土壌(公園に在来の土壌、雨水貯留用土壌、屋上緑化用土壌、園芸用土)に対し、水・肥料利用効率を最大とする竹炭の配合条件を特定することを主な目的とする。