研究課題/領域番号 |
23K13989
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分40010:森林科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
研究代表者 |
小林 慧人 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 任期付研究員 (60943967)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 一斉開花 / タケ・ササ類 / 竹林 / タケ / 有性繁殖 / 広域評価 |
研究開始時の研究の概要 |
タケ亜科植物(イネ科)では、数十年から一世紀に一度、広域にわたり一斉開花する場合がある。しかし、開花時に広域スケールや林分スケールでどのようなことが起きるのかはよくわかっていない。本研究では、今世紀の開花期を迎えているタケ類ハチクを対象とし、主に(1)全国規模で10-20年続く“開花の波”、および(2)開花後に林床に出現する「矮小化した稈(再生竹)」、の2点に着目した研究を行う。
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研究実績の概要 |
初年度は、ハチク類の広域開花を把握するための手法として、全国の新幹線網車窓から得られる情報を活用する方法の有効性を検討するため、全国規模の調査を行った。この調査により、貴重なハチク類開花に関するデータを収集し、その一部を学会で発表し論文執筆を進めた。また、第71回の日本生態学会大会では、タケ・ササ類の広域開花に関する集会を開催し、今後の研究の連携可能性を探った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
全国規模で10~20年におよぶと予想されているハチク類の開花状況を把握するための一手法として、新幹線網を活用する方法の有効性を検討した。全国規模の調査を実施し、結果の一部を学会で発表し、論文執筆を進めるに至っているため。
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今後の研究の推進方策 |
・「タケ類の広域開花を把握する方法の検討」に関して、初年度に得られた結果を整理し、他の方法についても検討を進める必要がある。 ・「開花後初期に出現する再生竹に関する研究」に関して、出現する再生竹の生理生態学的な特徴を明らかにするため、サンプリングおよび形質の分析を進める必要がある。これまでに確保している調査地で研究を進める。
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