研究課題
若手研究
褐色腐朽菌の木材分解機構は、Fe2+と過酸化水素によるフェントン反応で生成される水酸化ラジカルによる酸化的分解反応で説明されてきた。この反応における、Fe2+の供給機構はまだ解明されていない。本研究では褐色腐朽菌の持つシトクロムP450(CYP)が、鉄を可溶化しフェントン反応に供給する低分子化合物を生成すると予想し、CYPにより生成される褐色腐朽反応のトリガー分子の同定を試みる。