研究課題
若手研究
土壌炭素は作物生産活動や気候変動緩和の要だけでなく、そこに棲む微生物の量や多様性と関連している。本研究は、土壌微生物群の活動に伴う投入由来炭素の蓄積量と放出量のバランスの規定要因において、微生物コミュニティの違いによる影響を調べる。そのために、微生物間の直接的・間接的相互作用に着目し、微生物種数や炭素量を制限した土壌を用いた試験を行う。そして土壌微生物集団の規定要因を特定し、炭素利用効率が最大となる微生物システムを構築できるか、を明らかにする。