研究課題/領域番号 |
23K14127
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分43010:分子生物学関連
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研究機関 | 沖縄科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
佐古 博皓 沖縄科学技術大学院大学, 細胞シグナルユニット, ポストドクトラルスカラー (80793570)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | タンパク質分解 / protein truncation / プロテアソーム / タンパク質の多様性 / 翻訳速度 / 新生鎖 |
研究開始時の研究の概要 |
リボソームの局所的な翻訳速度は,新生タンパク質のERへの転座と関連する重要因子である.本研究では,miRNAによるリボソームの翻訳速度の低下が,タンパク質のERもしくはミトコンドリアへの転座に寄与しているという概念を検討する.このため以下の3つの研究課題を遂行する:①miRNAによるリボソームの局所的な速度低下の網羅的な解析②miRNAによりERやミトコンドリアへの転座が調節されている可能性のあるタンパク質のスクリーニング③miRNAによる翻訳速度低下とタンパク質の転座効率との因果関係の検証
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研究実績の概要 |
今年度は、当初の想定を上回る興味深いデータが得られた。転座調節と翻訳に関するタンパク質を検討していたところ、あるタンパク質のバリアントが、alternative splicing/translation非依存的かつプロテアソーム分解依存的にマウスの各組織で発現していることがわかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初の想定を上回る興味深いデータが得られたため。
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今後の研究の推進方策 |
当初の研究計画を部分的に変更し、マウス各組織に発現する異なるタンパク質のバリアントがどのようにプロテアソーム分解依存的に発現するのか、そのメカニズムを検討する。 具体的には、当該タンパク質をモデルにしたプロテアソーム分解依存的にバリアントが産生されるレポーターを作成し、CRISPRノックアウトスクリーニングによってどの遺伝子が関与しているのか検討する。また、マウス各組織のRNA-Seqデータを利用し、当該タンパク質のバリアントと相関するような発現パターンを示す遺伝子も検討する。
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