研究課題
若手研究
本研究では、環境と相関する形質である体サイズの違いが、産卵数の違いという繁殖能力の差となり、それにより生じる配偶者選択による体サイズの同類交配が生殖的隔離を生じさせることを示す。体サイズに関連する繁殖行動という小進化的パターンが反復することで生じる異なる体サイズ・生態の平行進化による種多様化プロセスを解明する。そのモデルとして、体サイズの同類交配や系統樹上で体サイズの平行進化、化石記録から体サイズの不連続性が見られる南西諸島の陸産貝類を用い、体サイズの同類交配が反復平行種分化を生じさせるという仮説を検証する。