研究課題
若手研究
現代日本人は人類史上で類を見ないほどの高齢化した集団であり、加齢に伴う運動能力や筋力の低下は集団の適応度を低下させる深刻な課題である。サルコペニアとは、加齢に伴う骨格筋量減少に加え、筋力低下または運動機能低下を特徴とする病態”と定義される。人類が共通して背負うことになる加齢の主要な問題として、『骨・関節疾患』や『痛み』があげられるが、意外にもサルコペニアの発症メカニズムとこれらの関連は明らかになっていない。そこで本研究では、これまで国内外で未知であった骨・関節疾患や痛みとサルコペニアの関連を調査し、より細分化された発症メカニズムおよび身体機能との連関を明らかにする。