研究課題
若手研究
光ラベル化は、光反応性基の光照射による活性化を介して短寿命活性種を発生させ、空間的に近接したタンパク質などの標的分子との間に共有結合を形成してラベル (蛍光色素やタグ) を付与する技術であり、代表的な応用例としてphotoaffinity labelingやproximity labelingが挙げられる。本研究では、低極性場中かつ光照射下の両条件を満たす場合にのみ活性種を生じる「低極性場誘導光ラベル化」という新しい反応コンセプトを追求する。本コンセプトを実現させる新規光反応性分子を開発することで、高効率的な光ラベル化を行う基盤技術を確立させる。