研究課題
若手研究
申請者は、自身が見出したオレキシン1受容体(OX1R)拮抗作用を有するスピロインダノピペリジン化合物の構造最適化を行い、将来的に臨床に適応し得る新規OX1R選択的拮抗薬の創出を目指す。本化合物は、モルヒナン骨格を有するOX1R選択的拮抗薬YNT-707の構造を基に設計したものであり、本研究を遂行することでOX1Rにおける受容体-リガンド相互作用について新たな知見をもたらす。さらに、標的とする関連骨格の構築法を確立することで、有機合成化学や創薬化学の進展にも貢献する。