• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

血管分岐形成に必須なVEGF-NFATシグナルに連動する包括的な内皮エピゲノム動態解析

研究課題

研究課題/領域番号 23K14357
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47040:薬理学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

亀井 竣輔  熊本大学, 大学院先導機構, 助教 (10949647)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード血管新生 / シングルセル解析 / エピジェネティック / NFAT / 血管内皮 / 内皮特異的遺伝子改変マウス / VEGF-NFAT/DSCR-1 シグナル / エピゲノム遺伝子発現調節 / 内皮多様性
研究開始時の研究の概要

慢性循環疾患や癌病態増悪に必須な血管病変の増生時において,血管内皮細胞の発芽・伸長に至る転写調節機構は未知である.本研究は”各血管内皮細胞レベルでのNFAT活性化パターンとエピゲノム遺伝子発現調節メカニズム”の理解を目指す.また,個々の内皮細胞の違いを生み出す,VEGF-NFAT/DSCR-1シグナル軸,およびその調節因子の詳細な解析を通じ,血管が如何なるメカニズムで分岐して新しい血管を作るか,遺伝子・細胞・個体レベルで探究する.解析において得られる網羅データやその統合解析が多くの血管病変部でのゲノム発現制御や病態解明を推進する基盤的知見になることが期待される.

研究実績の概要

本研究は、慢性循環疾患や癌病態増悪に必須な血管病変の増生 (血管新生) 時において、血管内皮細胞の発芽・伸長における”各血管内皮細胞レベルでのNFAT活性化パターンとエピゲノム遺伝子発現調節メカニズム”の理解を目指す。
本研究の実施計画は主に以下の二つである。① 内皮特異的DSCR-1 Tg及びPTIP欠損マウスの確立と血管表現型解析。②VEGF-NFAT/DSCR-1シグナル軸における in vivo ゲノムワイド解析。
①の計画においては、各マウスの発現解析を実施し、各遺伝子のTgおよびKOが各組織で適切に行われていることを確認し、モデルの妥当性を明らかにすることができた。PTIP欠損に関しては妊娠マウスにおいてPTIP内皮欠損を誘導し、E12.5における胎児表現型解析を実施したが大きな表現型はなく、現在は胎盤評価系や各種病態モデルにおいて検討を進めている。
②の計画では、内皮特異的DSCR-1 Tgの網膜内皮をP21で単離し、シングルセルRNA解析を実施した。高品質の細胞単離に成功し、適切な条件でシングルセルレベルでのRNA発現解析に成功した。その上で、表現型解析において確認された血管分岐異常を裏付ける、Tip細胞数の減少と静脈由来の内皮増加を認めた。また各細胞集団の変化やRNA発現のパターン変化など、多くの興味深い知見も得ている。
上記成果は本年の第2回ダウン症基礎研究会などで発表を行い、今後論文投稿を目指している。

報告書

(1件)
  • 2023 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (3件)

  • [学会発表] VEGF-NFAT-ダウン症因子-1 シグナル軸を介したTip細胞分化および血管分岐制御メカニズムの解明2023

    • 著者名/発表者名
      亀井 竣輔,福嶋 葉子,植村 明嘉,有馬 勇一郎,西山 功一 ,南 敬
    • 学会等名
      第2回ダウン症基礎研究会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [備考] 熊本大学生命資源研究・支援センター 分子血管制御分野

    • URL

      http://irda-vascular.kuma-u.jp/

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [備考] 熊本大学生命資源研究・支援センター

    • URL

      http://irda.kuma-u.jp/

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [備考] researchmap

    • URL

      https://researchmap.jp/skamei

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi