研究課題
若手研究
様々あるミトコンドリア毒性の中でもミトコンドリア膜透過性遷移(MPT)は重篤な肝障害発症薬物に共通した性質である。しかしながら、これまでの研究は肝細胞に着目した研究にとどまり障害を増悪させる炎症細胞でのMPTの影響を詳細に評価されていない。申請者の予備検討にて、骨髄由来細胞のMPT依存的に肝毒性の発現ならびに血小板の肝臓内集積が変化することを見出した。そこで本研究では「MPT依存性肝毒性の発症における血小板活性化の関与」を想定し、その解析を実施する。