研究課題
若手研究
近年の医薬品における問題として、研究開発費の高騰と承認数の低迷がある。これらを克服して効率的に創薬を進めるため、人工知能の創薬応用が期待されており、創薬ターゲットの探索に対する成果が生まれてきている。しかし、ターゲットへの作用に重要な骨格を残したまま、薬らしい構造へと最適化することは依然として困難である。そこで本研究課題では、創薬ターゲット化合物の骨格を崩すことなく薬としての特性を向上させる化合物を生成するため、ベイズ推定を適用して「部分構造の有無による特性の向上確率」を計算し、効率的に特性を最適化する方法を開発する。